文献詳細
特集 あたらしい聴覚・平衡機能検査の見方と臨床応用
《あたらしい平衡機能検査の新展開》
文献概要
POINT
●前庭電気刺激検査の1つである電気性身体動揺検査は,後迷路性の前庭機能を評価する方法として古くから行われている。
●前庭電気刺激はリハビリや道案内に応用されつつある。
●電気性眼振は赤外線カメラを使用することで詳細な記録・評価が可能となった。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年4月)。
●前庭電気刺激検査の1つである電気性身体動揺検査は,後迷路性の前庭機能を評価する方法として古くから行われている。
●前庭電気刺激はリハビリや道案内に応用されつつある。
●電気性眼振は赤外線カメラを使用することで詳細な記録・評価が可能となった。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年4月)。
参考文献
1)渡辺行雄・他:Galvanic Body-Sway testの電子計算機による分析.耳鼻臨床75:2350-2354,1982
2)関谷 透:Galvanictestの研究加速度記録図法に由る電気性頭部動揺の観察とGalvanogramの表現.日耳鼻68:996-1015,1965
3)本庶正一:前庭機能檢査法(1)GalvanicTestの研究.總合研究報告集録醫學及び藥學變(三十四年):414,1960
4)渡辺行雄・他:前庭機能異常例におけるGalvanic Body Sway Test(GBST)の所見.耳鼻臨床76(増4):2401-2406,1983
5)渡辺行雄:電気性身体動揺検査 平衡機能検査,CLIENT 21 No.8 めまい・平衡障害,小松崎篤(編).中山書店,東京,2000,pp206-214
6)Goldberg JM, et al:Relation between discharge regularity and responses to externally applied galvanic currents in vestibular nerve afferents of the squirrel monkey. J Neurophysiol 51:1236-1256, 1984
7)岩﨑真一:AMED研究 耳科学・神経耳科学 ノイズ前庭電気刺激による前庭障害患者の体平衡機能改善機器の開発.日耳鼻121:1250-1257,2018
8)前田太郎・他:前庭感覚電気刺激を用いた感覚の提示.バイオメカニズム会誌31:82-89,2007
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