文献詳細
文献概要
増刊号 術前画像と術中解剖—カンファレンスで突っ込まれないための知識〔特別付録Web動画〕 2.鼻副鼻腔領域
慢性副鼻腔炎に対する手術—篩骨洞手術
著者: 吉川衛1
所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.98 - P.103
文献購入ページに移動Point
●篩骨洞は,眼窩や頭蓋が隣接し,迷路のような構造をしているため,画像検査により解剖学的な特徴を必ず術前に確認しておく.
●解剖学的な安全領域と危険領域を認識しながら手術操作を行う.
●鼻副鼻腔形態が大きく変貌している再手術症例などでの副損傷を回避するだけでなく,術前プランニングにおいても手術用ナビゲーションシステムが有用である.
●篩骨洞は,眼窩や頭蓋が隣接し,迷路のような構造をしているため,画像検査により解剖学的な特徴を必ず術前に確認しておく.
●解剖学的な安全領域と危険領域を認識しながら手術操作を行う.
●鼻副鼻腔形態が大きく変貌している再手術症例などでの副損傷を回避するだけでなく,術前プランニングにおいても手術用ナビゲーションシステムが有用である.
参考文献
1)森山 寛:慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内手術.医のあゆみ187:159-162,1998
2)Okushi T, et al:Impact of residual ethmoidal cells on postoperative course after endoscopic sinus surgery for chronic rhinosinusitis. Auris Nasus Larynx 39:484-489, 2012
3)森山 寛,他(編):内視鏡下鼻内副鼻腔手術—副鼻腔疾患から頭蓋底疾患まで.医学書院,東京,2015
4)Kuhn FA:Chronic frontal sinusitis:The endoscopic frontal recess approach. Oper Tech Otolayngol Head Neck Surg 7:222-229, 1996
5)Wormald PJ, et al:The international frontal sinus anatomy classification(IFAC)and classification of the extent of endoscopic frontal sinus surgery(EFSS). Int Forum Allergy Rhinol 6:677-696, 2016
6)Landsberg R, et al:A computer-assisted anatomical study of the nasofrontal region. Laryngoscope 111:2125-2130, 2001
7)飯沼壽孝:最後部篩骨蜂巣と蝶形篩骨蜂巣(Onodi蜂巣).耳展44:322-325,2001
掲載誌情報