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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科93巻5号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 術前画像と術中解剖—カンファレンスで突っ込まれないための知識〔特別付録Web動画〕 2.鼻副鼻腔領域

慢性副鼻腔炎に対する手術—蝶形骨洞手術

著者: 御厨剛史1

所属機関: 1古賀病院21耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.124 - P.129

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Point

●蝶形骨洞と周辺の重要臓器は近接し,隔壁となる骨がない部分がある.

●側窩は上顎洞後方に存在し,病変にアプローチしにくい領域である.

●洞内中隔,洞間中隔,神経隆起,頸動脈管など,術中指標となるべき構造には個体差があり,個々の症例ごとに十分に理解しておく.


*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月)。

参考文献

1)竹本洋介・他:孤立性蝶形骨洞疾患21例の検討.耳鼻臨床107:883-888,2014
2)御厨剛史:コーンビームCTを活用した鼻副鼻腔疾患の新しい診断法.日耳鼻123:130-138,2020
3)上羽哲也・他:トルコ鞍部.RHOTON頭蓋内脳神経解剖と手術アプローチ,松島俊夫・他(監訳).南江堂,東京,2017,pp355-361
4)西田直哉・他:内視鏡下鼻内副鼻腔手術中の大量出血にて発覚した外傷性仮性内頸動脈瘤例.耳鼻臨床113:487-492,2020
5)和田弘太・他:副鼻腔の手術—蝶形骨洞手術.内視鏡下鼻内副鼻腔手術—副鼻腔疾患から頭蓋底疾患まで,森山寛・他(編).医学書院,東京,2015,pp137-151
6)中川隆之:鼻副鼻腔炎に対する手術—応用編.蝶形骨洞自然口からの蝶形骨洞アプローチ.内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術—CT読影と基本手技 第2版,中川隆之(編).医学書院,東京,2019,pp187-202

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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