文献詳細
文献概要
特集 必見!頭頸部がんのあたらしい治療 《手術支援ロボット》
hinotoriTM—国産初手術支援ロボット承認で高まる期待
著者: 四宮弘隆1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科国際がん医療・研究推進学分野
ページ範囲:P.527 - P.531
文献購入ページに移動POINT
●頭頸部領域において経口的ロボット手術(TORS)が保険適用ではないものの薬事承認を受け,徐々に広がりつつある。
●hinotoriTM(Medicaroid社)が国産医療用ロボットとして初めて製造販売承認を受け,産業用ロボットをベースとした日本の技術力に期待がかかる。
●hinotoriTMは8軸の多関節アームやネットワークサポートシステムを備え,今後さらに5GやAIの技術を用いた新たな時代をめざしている。
●頭頸部領域において,管腔臓器に適した形状や機能を備えたロボットの開発が待たれる。
●頭頸部領域において経口的ロボット手術(TORS)が保険適用ではないものの薬事承認を受け,徐々に広がりつつある。
●hinotoriTM(Medicaroid社)が国産医療用ロボットとして初めて製造販売承認を受け,産業用ロボットをベースとした日本の技術力に期待がかかる。
●hinotoriTMは8軸の多関節アームやネットワークサポートシステムを備え,今後さらに5GやAIの技術を用いた新たな時代をめざしている。
●頭頸部領域において,管腔臓器に適した形状や機能を備えたロボットの開発が待たれる。
参考文献
1)Weinstein GS, et al:Transoral robotic surgery:a multicenter study to assess feasibility, safety, and surgical margins. Laryngoscope 122:1701-1707, 2012
2)Chan JYK, et al:Early results of a safety and feasibility clinical trial of a novel single-port flexible robot for transoral robotic surgery. Eur Arch Otorhinolaryngol 274:3993-3996, 2017
3)Tateya I, et al:Flexible next-generation robotic surgical system for transoral endoscopic hypopharyngectomy:a comparative preclinical study. Head Neck 40:16-23, 2018
4)慶應義塾大学医学部:軟性内視鏡とロボット技術を融合した手術支援システムを開発—より低侵襲な国産手術支援ロボットを産学連携で実現.2019年2月7日 https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2019/2/7/190208-1.pdf
掲載誌情報