文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 大石直樹
所属機関:
ページ範囲:P.672 - P.672
文献購入ページに移動 本年4月より小川郁先生の後任として,編集委員を務めさせていただいております。2000年に大学卒業後,耳鼻咽喉科医として勤務を始めて20年が過ぎました。当時の研修風景を思い出しますと,悪性腫瘍の入院患者さんの多さや,鼓室形成術後の入院期間の長さ,鼻中隔矯正術は額帯鏡手術,40時間連続勤務,学会発表のスライドは写真屋さんに依頼してフィルムを作成など,現在とは大きな違いがありました。耳鼻咽喉科・頭頸部外科医を志す若手医師たちに,質が高く洗練された研修内容をどのような形で提供できるか,はこれからの耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の発展にとても重要な要素だと思っています。本誌の編集に携わらせていただくことで,少しでも全国的な若手医師教育に貢献できれば,と思っております。何とぞよろしくお願いいたします。
さて,今月の特集号は,「小児難聴を究める!」です。耳鼻咽喉科医療の弱点の1つは,社会との積極的な関わりの乏しさではないか,と思っています。その点,「小児難聴」はまさに社会や教育との関わりが重要な分野であり,加我君孝先生がご執筆された特集記事は,病院内の医療に留まらない社会的視点を学ぶのに最適です。ぜひご一読ください。その他,小児難聴に関連したさまざまな最新情報を,小児難聴への造詣が深い10名の先生方にわかりやすくまとめていただきました。小児難聴の分野をこれから学ぼうという若手の先生方のみならず,すでに小児難聴にかかわっていらっしゃる中堅の先生方にとっても参考になる,素晴らしい特集号になっていると思います。ぜひ一通りお読みいただければ幸いです。
さて,今月の特集号は,「小児難聴を究める!」です。耳鼻咽喉科医療の弱点の1つは,社会との積極的な関わりの乏しさではないか,と思っています。その点,「小児難聴」はまさに社会や教育との関わりが重要な分野であり,加我君孝先生がご執筆された特集記事は,病院内の医療に留まらない社会的視点を学ぶのに最適です。ぜひご一読ください。その他,小児難聴に関連したさまざまな最新情報を,小児難聴への造詣が深い10名の先生方にわかりやすくまとめていただきました。小児難聴の分野をこれから学ぼうという若手の先生方のみならず,すでに小児難聴にかかわっていらっしゃる中堅の先生方にとっても参考になる,素晴らしい特集号になっていると思います。ぜひ一通りお読みいただければ幸いです。
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