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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科93巻9号

2021年08月発行

特集 副腎皮質ステロイド—どこに注意し,どう使う?

《ステロイド投与の実際》

アレルギー性鼻炎

著者: 太田伸男1 佐藤輝幸1

所属機関: 1東北医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.714 - P.720

文献概要

POINT

●鼻噴霧用ステロイド薬は,アレルギー性鼻炎の幅広い重症度および病型において選択される。

●ステロイドの作用機序と薬理作用を十分に理解し,製剤の特徴を把握したうえで治療戦略を練ることが重要である。

●鼻噴霧用ステロイド薬のアドヒアランスを向上させるため,患者の重症度と嗜好を考慮した薬剤選択がポイントとなる。

参考文献

1)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症 2020年版.ライフサイエンス,東京,2020
2)岡野光博:鼻噴霧用ステロイド薬の臨床—分子レベルにおける作用機序.アレルギーの臨30:965-969,2010
3)名和田 新:アレルギー性鼻炎のプレーヤーたち(第19回)—ステロイド受容体.鼻アレルギーフロンテ11:32-38,2011
4)Keith P, et al:Are intranasal corticosteroids all equally consistent in managing ocular symptoms of seasonal allergic rhinitis? Curr Med Res Opin 25:2021-2041, 2009
5)鈴木祐輔・他:スギ花粉症に対するデキサメタゾンシペシル酸エステル(エリザス)単独療法の治療効果に関する検討.耳鼻免疫アレルギー33:193-200,2015
6)Ohta N, et al:The expression of 11 beta hydroxysteroid dehydrogenase in severe allergic rhinitis. Otolaryngol Pol 73:18-22, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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