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文献概要
特集 新たに薬事承認・保険収載された薬剤・医療資材・治療法ガイド 《頭頸部》
セツキシマブサロタロカンナトリウムを用いた頭頸部イルミノックス治療
著者: 牧野琢丸1
所属機関: 1岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
ページ範囲:P.59 - P.64
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●頭頸部イルミノックス治療は“第5のがん治療”として期待される治療である。
●アキャルックス®を点滴静注後に波長690nmのレーザ光を病変部に照射することで,病変部に治療反応が生じる。
●現在のところフロンタルディフューザーとシリンドリカルディフューザーを用いた2通りの照射方法があり,個々の症例に応じた照射・穿刺プランを熟考することが肝要である。
●治療経験がまだ少ないため,治療適応をよく吟味し,安全に配慮したうえで症例を蓄積していかなければならない。
●頭頸部イルミノックス治療は“第5のがん治療”として期待される治療である。
●アキャルックス®を点滴静注後に波長690nmのレーザ光を病変部に照射することで,病変部に治療反応が生じる。
●現在のところフロンタルディフューザーとシリンドリカルディフューザーを用いた2通りの照射方法があり,個々の症例に応じた照射・穿刺プランを熟考することが肝要である。
●治療経験がまだ少ないため,治療適応をよく吟味し,安全に配慮したうえで症例を蓄積していかなければならない。
参考文献
(2020) https://rakuten-med.com/us/illuminox
2)Tahara M, et al:A phase Ⅰ, single-center, open-label study of RM-1929 photoimmunotherapy in Japanese patients with recurrent head and neck squamous cell carcinoma. Int J Clin Oncol 26:1812-1821, 2021
3)Cognetti DM, et al:Results of a phase 2a, multicenter, open-label, study of RM-1929 photoimmunotherapy(PIT)in patients with locoregional, recurrent head and neck squamous cell carcinoma(rHNSCC). J Clin Oncol 37(suppl), abstract 6014, 2019
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