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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科94巻13号

2022年12月発行

文献概要

特集 見逃すな!緊急手術症例—いつ・どのように手術適応を見極めるか 《耳科領域》

外リンパ瘻

著者: 岩崎聡1 岡晋一郎1

所属機関: 1国際医療福祉大学三田病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1094 - P.1098

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Point

●新しい診断基準に外リンパ特異的蛋白(CTP)検査の項目が追加された。

●2022(令和4)年7月1日よりCTP検査が保険収載されたため,一般の施設でも施行可能になった。

●疑わしい症例で保存的治療により改善しないものは,早期の手術を考慮すべきである。

●手術方法については今後のエビデンスの蓄積が望まれる。

参考文献

1)Fiedler T, et al:Middle ear surgery in Thuringia, Germany:a population-based regional study on epidemiology and outcome. Otol Neurotol 34:890-897, 2013
2)一般社団法人日本聴覚医学会(編):急性感音難聴診療の手引き2018年版.金原出版,東京,2018,pp72-82(外リンパ瘻)
3)Ikezono T, et al:Cochlin-tomoprotein, a novel perilymph-specific protein and a potential marker for the diagnosis of perilymphatic fistula. Audiol Neurootol 14:338-344, 2009
4)池園哲郎:外リンパ瘻診断に関する調査研究.厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性聴覚障害に関する調査研究班」 平成27年度 総括・分担研究報告書,2016,pp109-111
5)日本耳科学会:外リンパ瘻の診断におけるCochlin-tomoprotein(CTP)検査の運用指針,2022年7月1日 https://www.otology.gr.jp/common/pdf/CTP20220701.pdf
6)Emmett JR, et al:Traumatic perilymph fistula. Laryngoscope 90:1513-1520, 1980
7)池園哲郎:突発性難聴の診断と治療の新展開:外リンパ瘻.Otol Jpn 27:205-209,2017
8)Garg R, et al:Intratympanic injection of autologous blood for traumatic perilymphatic fistulas. Otolaryngol Head Neck Surg 141:294-295, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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