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増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅱ.めまい・平衡機能検査
文献概要
POINT
◆電気眼振図(ENG)は,眼球運動を定量的に評価する検査である.
◆ENGは眼球運動の異常を鋭敏に検出でき,小脳・脳幹の病巣診断に有用である.
◆末梢前庭からの入力の影響も受けるため,他の前庭機能検査の結果とともに総合的に評価することが肝要である.
◆電気眼振図(ENG)は,眼球運動を定量的に評価する検査である.
◆ENGは眼球運動の異常を鋭敏に検出でき,小脳・脳幹の病巣診断に有用である.
◆末梢前庭からの入力の影響も受けるため,他の前庭機能検査の結果とともに総合的に評価することが肝要である.
参考文献
1)小松崎 篤:ENGアトラス—めまい・平衡機能障害診断のために.医学書院,東京,2017,p6
2)小野誠司:Smooth pursuitのメカニズム.内野善生・他(編):日常臨床に役立つめまいと平衡障害.金原出版,東京,2009,pp56-64
3)杉内友理子・他:急速眼球運動の神経機構—前庭系との接点.Equilibrium Res 70:89-94,2011
4)堤 剛:視刺激検査.Equilibrium Res 78:549-561,2019
5)伊藤彰紀:電気眼振図(ENG)検査の原理・構造・準備.日本めまい平衡医学会(編):「イラスト」めまいの検査 改訂第3版.診断と治療社,東京,2018,pp24-25
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