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増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅳ.鼻・副鼻腔の検査
文献概要
POINT
◆鼻アレルギー検査のうち,アレルギー性か否かを鑑別する検査には鼻腔内所見,鼻副鼻腔X線検査,血液・鼻汁好酸球検査があり,原因アレルゲンを同定する検査には皮膚テスト,血清特異的IgE検査,鼻誘発試験がある.
◆発作性反復性のくしゃみ,水様性鼻汁,鼻閉の症状があり,鼻汁好酸球検査,皮膚テストまたは血清特異的IgE抗体検査,鼻誘発試験のうち2つ以上が陽性ならアレルギー性鼻炎と確定診断できる.鑑別すべき鼻過敏症に,好酸球増多性鼻炎,血管運動性鼻炎が挙げられる.
◆各検査結果が臨床症状と一致しない場合もあり,最終的には問診を基本に検査結果を参考として総合的に判断する.
◆鼻アレルギー検査のうち,アレルギー性か否かを鑑別する検査には鼻腔内所見,鼻副鼻腔X線検査,血液・鼻汁好酸球検査があり,原因アレルゲンを同定する検査には皮膚テスト,血清特異的IgE検査,鼻誘発試験がある.
◆発作性反復性のくしゃみ,水様性鼻汁,鼻閉の症状があり,鼻汁好酸球検査,皮膚テストまたは血清特異的IgE抗体検査,鼻誘発試験のうち2つ以上が陽性ならアレルギー性鼻炎と確定診断できる.鑑別すべき鼻過敏症に,好酸球増多性鼻炎,血管運動性鼻炎が挙げられる.
◆各検査結果が臨床症状と一致しない場合もあり,最終的には問診を基本に検査結果を参考として総合的に判断する.
参考文献
1)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症2020年版(改訂第9版).ライフ・サイエンス,東京,2020,pp22-24(検査・診断)
2)大久保公裕・他:アレルギー性鼻炎.アレルギー59:75-81,2010
3)後藤 穣:免疫療法の実際.日鼻誌52:121-123,2013
4)斎藤洋三:ハンセル染色法—鼻・気管支・結膜分泌液の好酸球・好塩基球染色.検と技12:342-344,1984
5)後藤 穣:鼻粘膜誘発テストの実際と問題点.アレルギー57:824-827,2008
掲載誌情報