文献詳細
増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅳ.鼻・副鼻腔の検査
文献概要
POINT
◆鼻腔通気度検査は,鼻呼吸の状態を客観的に測定できる他覚的検査である.
◆鼻腔通気度検査の測定結果はS字状の圧-流速曲線で示される.縦軸が気流速度を,横軸が気圧差を表している.曲線のパターンとして,縦長に立っているほうが鼻腔抵抗は低く,横長に倒れているほうが鼻腔抵抗は高い.
◆日本では100Pa点の抵抗値を採用している.
◆日本人正常成人の平均的両側鼻腔抵抗値(参考値)は0.25±0.10Pa/cm3/sである1).
◆鼻腔通気度検査は,鼻呼吸の状態を客観的に測定できる他覚的検査である.
◆鼻腔通気度検査の測定結果はS字状の圧-流速曲線で示される.縦軸が気流速度を,横軸が気圧差を表している.曲線のパターンとして,縦長に立っているほうが鼻腔抵抗は低く,横長に倒れているほうが鼻腔抵抗は高い.
◆日本では100Pa点の抵抗値を採用している.
◆日本人正常成人の平均的両側鼻腔抵抗値(参考値)は0.25±0.10Pa/cm3/sである1).
参考文献
1)内藤健晴・他:鼻腔通気度測定法(Rhinomanometry)ガイドライン.日鼻誌40:327-331,2001
2)内藤健晴:鼻腔通気度検査法ガイドライン.JOHNS 26:723-726,2010
3)大木幹文:鼻腔通気度検査—いびき・睡眠時無呼吸の診断への応用.MB ENT 107:55-62,2009
4)大木幹文:鼻呼吸から口呼吸への転換とその評価法.JOHNS 12:659-662,1996
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