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増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅴ.口腔・咽頭・唾液腺の検査
文献概要
POINT
◆抗原特異的IgE検査は,感作抗原を測定したほうが症状を起こす食品について検査をするより有益な情報が得られることが多い.
◆アレルゲンコンポーネント検査は,保険診療では現在限られた項目しか検査ができないが,有益な情報が得られるため今後さらなる適応の拡大が期待される.
◆prick-to-prickは口腔アレルギー検査として最も簡便で有用性の高い検査である.
◆抗原特異的IgE検査は,感作抗原を測定したほうが症状を起こす食品について検査をするより有益な情報が得られることが多い.
◆アレルゲンコンポーネント検査は,保険診療では現在限られた項目しか検査ができないが,有益な情報が得られるため今後さらなる適応の拡大が期待される.
◆prick-to-prickは口腔アレルギー検査として最も簡便で有用性の高い検査である.
参考文献
1)Amlot PL, et al:Oral allergy syndrome(OAS):symptoms of IgE-mediated hypersensitivity to foods. Clin Allergy 17:33-42, 1987
2)大澤陽子:口腔アレルギー症候群の臨床像.MB ENT(254):7-11,2021
3)Carlson G, et al:Pollen food allergy syndrome(PFAS):a review of current available literature. Ann Allergy Asthma Immunol 123:359-365, 2019
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5)Kondo Y, et al:Oral allergy syndrome. Allergol Int 58:485-491, 2009
6)近藤康人:コンポーネント解析.MB ENT(254):51-61,2021
7)日本アレルギー学会(監),「皮膚テストの手引き」作成委員会(編):皮膚テストの手引き.日本アレルギー学会,東京,2021,pp15-18
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