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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科94巻5号

2022年04月発行

増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド

Ⅶ.嚥下障害の検査

嚥下機能評価のための簡易検査

著者: 末廣篤1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.252 - P.255

文献概要

POINT

◆嚥下機能に対する簡易検査法は,摂食嚥下障害のスクリーニング検査として実施されることが多い.

◆よって,それぞれの検査方法のスクリーニング能力,すなわち,感度や特異度,結果に影響を与える因子などについて理解しておく必要がある.

参考文献

1)小口和代・他:機能的嚥下障害スクリーニングテスト「反復唾液嚥下テスト」(the Repetitive Saliva Swallowing Test:RSST)の検討—(1)正常値の検討.リハ医37:375-382,2000
2)小口和代・他:機能的嚥下障害スクリーニングテスト「反復唾液嚥下テスト」(the Repetitive Saliva Swallowing Test:RSST)の検討—(2)妥当性の検討.リハ医37:383-388,2000
3)Tohara H, et al:Three tests for predicting aspiration without videofluorography. Dysphagia 18:126-134, 2003
4)大沢愛子・他:脳卒中患者における食物嚥下と液体嚥下—フードテストと改訂水飲みテストを用いた臨床所見と嚥下造影検査の検討.Jpn J Rehabil Med 49:838-845,2012
5)Nishiwaki K, et al:Identification of a simple screening tool for dysphagia in patients with stroke using factor analysis of multiple dysphagia variables. J Rehabil Med 37:247-251, 2005
6)Suiter DM, et al:Clinical utility of the 3-ounce water swallow test. Dysphagia 23:244-250, 2008
7)Lim SH, et al:Accuracy of bedside clinical methods compared with fiberoptic endoscopic examination of swallowing(FEES)in determining the risk of aspiration in acute stroke patients. Dysphagia 16:1-6, 2001
8)若林秀隆・他:摂食嚥下障害スクリーニング質問紙票EAT-10の日本語版作成と信頼性・妥当性の検証.静脈経腸栄養29:871-876,2014
9)北村守正・他:大学病院における入院時全例嚥下スクリーニングの導入.嚥下医学8:103-111,2019
10)佐藤真理・他:大規模急性期総合病院における入院時嚥下スクリーニング導入による看護師意識の変化.日摂食嚥下リハ会誌23:194-198,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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