文献詳細
増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅶ.嚥下障害の検査
文献概要
POINT
◆嚥下造影検査は,X線透視下に,嚥下に関わる構造の評価と嚥下機能の評価を行う検査(診断のための検査)である1).
◆「嚥下の5期」すべてについて,嚥下障害の病態を詳細に評価することができる1).
◆適切な食品物性の検証や安全な摂食姿勢・摂食方法の検証(対応方法を確認するための検査)にも有効である1).
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月).
◆嚥下造影検査は,X線透視下に,嚥下に関わる構造の評価と嚥下機能の評価を行う検査(診断のための検査)である1).
◆「嚥下の5期」すべてについて,嚥下障害の病態を詳細に評価することができる1).
◆適切な食品物性の検証や安全な摂食姿勢・摂食方法の検証(対応方法を確認するための検査)にも有効である1).
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月).
参考文献
1)上羽瑠美:嚥下造影検査.上羽瑠美(編著):見える!わかる!摂食嚥下のすべて.学研メディカル秀潤社,東京,2020,pp153-163
2)Ueha R, et al:Acute inflammatory response to contrast agent aspiration and its mechanisms in the rat lung. Laryngoscope 129:1533-1538, 2019
3)Ueha R, et al:Chronic inflammatory response in the rat lung to commonly used contrast agents for videofluoroscopy. Laryngoscope Investig Otolaryngol 4:335-340, 2019
4)日本摂食嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会:嚥下造影の検査法(詳細版).日本摂食嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会2014年度版.日摂食嚥下リハ会誌18:167-186,2014
5)日本耳鼻咽喉科学会(編):嚥下障害診療ガイドライン2018年版.金原出版,東京,2018
6)Logemann JA:Dysphagia:evaluation and treatment. Folia Phoniatr Logop 47:140-164, 1995
7)平野 実・他:誤嚥の臨床的分類とその意義—主として嚥下の動的障害について.日気食会報31:285-290,1980
掲載誌情報