文献詳細
増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅷ.音声障害の検査
文献概要
POINT
◆空気力学的検査は発声機能の客観的評価法の1つである.
◆発声時呼気流率,呼気圧,声の能率指数(AC/DC比),発声の高さ(基本周波数),声の強さ(音圧)などを物理量として表す検査である.
◆本検査は発声障害の原因や治療前後の比較,手術の評価などに有効である1).
◆空気力学的検査は発声機能の客観的評価法の1つである.
◆発声時呼気流率,呼気圧,声の能率指数(AC/DC比),発声の高さ(基本周波数),声の強さ(音圧)などを物理量として表す検査である.
◆本検査は発声障害の原因や治療前後の比較,手術の評価などに有効である1).
参考文献
1)岩田義弘・他:空気力学的検査—各パラメーターの臨床評価.音声言語医40:249-259,1999
2)生井友紀子:空気力学的検査.廣瀬 肇(監修)STのための音声障害診療マニュアル.インテルナ出版,東京,2008,pp26-29
3)牧山 清・他:音声外科における発声機能検査の意義と可能性.音声言語医50:124-130,2009
4)澤島政行・他:気流阻止法を利用した,発声時の空気力学的検査法.音声言語医28:257-264,1987
5)讃岐徹治・他:新型ホーネーションアナライザー(PA-1000)—Preliminary report.喉頭18:127-131,2006
6)多田靖宏:発声の能力と機能の検査.大森孝一(編著):言語聴覚士のための音声障害学.医歯薬出版,東京,2020,pp42-44
7)梅野博仁:発声時平均呼気流率(MFR:mean air flow rate).日本音声言語医学会(編):新編 声の検査法.医歯薬出版,東京,2009,pp142-149
8)Isshiki N:Vocal efficiency Index. Stevens KN, et al(eds):Vocal fold physiology. University of Tokyo Press, Tokyo, 1981, pp193-203
9)讃岐徹治:声の強さレベル.日本音声言語医学会(編):新編 声の検査法.医歯薬出版,東京,2009,pp189-191
10)高須昭彦:声の評価—空気力学的検査.音声言語医31:316-325,1990
11)岩田義弘:喉頭効率.日本音声言語医学会(編):新編 声の検査法.医歯薬出版,東京,2009,pp165-171
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