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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科94巻6号

2022年05月発行

特集 外来診療のテクニック—匠に学ぶプロのコツ

《鼻・副鼻腔疾患》

鼻出血に対する観察と止血のポイント

著者: 市村恵一1

所属機関: 1東京みみ・はな・のどサージクリニック

ページ範囲:P.432 - P.436

文献概要

POINT

●患者を落ち着かせ,病状を診ながら,治療に必要な情報を得る。

●止血状態,あるいは出血が軽度な状態で出血部位を目視あるいは内視鏡で同定する。

●内視鏡下に出血部位を電気焼灼するのを原則にする。

●アルギン酸塩被覆材か酸化セルロースを活用するとよい。

参考文献

1)市村恵一:オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)の鼻出血—基礎と臨床.耳展52:138-152,2009
2)Padgham ND, et al:Haemorrhagic nasal nodules. Clin Otolaryngol Allied Sci 18:118-120, 1993
3)Liu Y, et al:Management of intractable epistaxis:endoscopy or nasal packing? J Laryngol Otol 126:482-486, 2012
4)安岡義人:鼻出血の対処法について教えてください.小児看護38:464-467,2015
5)中村光士郎:難治性鼻出血に対する内視鏡下止血法.日鼻誌42:8-12,2003
6)高橋文夫:鼻出血の処置.日本耳鼻咽喉科学会東京都地方部会教育パネルシリーズテキスト.耳鼻咽喉科診療における救急—第3回鼻出血.1976,pp23-28

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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