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特集 帰しちゃいけない! 外来診療のピットフォール
《本当はこわい鼻疾患》
鼻閉・鼻漏—血瘤腫/内反性乳頭腫/鼻腔サルコイドーシス/鼻性髄液漏/脳瘤
著者: 大塚康司1
所属機関: 1東京医科大学茨城医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.729 - P.732
文献概要
●鼻腔内の腫瘤の生検は,腫瘍の基部が見えない場合や,色調がポリープと異なる場合には,画像検査を先行させてから行う。
●MRIは腫瘤の構成を把握することに優れており,T2強調画像において,血瘤腫では低信号と高信号が混在するモザイク状が,内反性乳頭腫では蛇行する線状構造である脳回状の所見が特徴である。
●鼻腔サルコイドーシスでは,鼻内所見で多発する淡黄色のサルコイド結節を認める。
●片側性の水様性鼻漏と繰り返す頭痛を訴える場合には,鼻性髄液漏を疑う。
参考文献
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