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特集 帰しちゃいけない! 外来診療のピットフォール 《本当はこわい鼻疾患》
頭痛・顔面痛—鼻副鼻腔炎/副鼻腔囊胞/副鼻腔真菌症/鼻副鼻腔疾患関連痛
著者: 安田誠1
所属機関: 1京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室
ページ範囲:P.733 - P.737
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●頭痛・顔面痛を認めた際は,まずはCT撮影を行う。CTにて骨の状態を把握する。
●生検(病理組織診断)は一番確実な診断方法である。できる限り早期に行う。
●質的診断にはMRIが有効である。特に造影MRIは腫瘍の精査に有用性が高い。
●危険な頭痛のサインは見逃さないようにする。
●頭痛・顔面痛を認めた際は,まずはCT撮影を行う。CTにて骨の状態を把握する。
●生検(病理組織診断)は一番確実な診断方法である。できる限り早期に行う。
●質的診断にはMRIが有効である。特に造影MRIは腫瘍の精査に有用性が高い。
●危険な頭痛のサインは見逃さないようにする。
参考文献
1)小川 洋:コーンビームCTを用いた側頭骨・鼻副鼻腔画像診断.日耳鼻115:151-157,2012
2)急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版(追補版).日鼻誌53:103-160,2014
3)Li Z, et al:Chronic invasive fungal rhinosinusitis vs sinonasal squamous cell carcinoma:the differentiating value of MRI. Eur Radiol 30:4466-4474, 2020
4)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類 第3版beta版.医学書院,東京,2014,pp4466-4474
5)日本神経学会・他(監),頭痛の診療ガイドライン作成委員会(編):頭痛の診療ガイドライン2021.医学書院,東京,2021,pp9-10
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