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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻1号

2023年01月発行

特集 どこまで読める? MRI典型所見アトラス

《鼻副鼻腔領域》

副鼻腔炎/副鼻腔囊胞—片側副鼻腔炎/好酸球性副鼻腔炎/後鼻孔ポリープ/副鼻腔囊胞/真菌性副鼻腔炎/副鼻腔炎由来の眼窩内合併症・頭蓋内合併症/呼吸上皮腺腫様過誤腫(REAH)

著者: 松見文晶1

所属機関: 1星総合病院耳鼻いんこう科

ページ範囲:P.24 - P.28

文献概要

POINT

●片側性副鼻腔陰影の質的診断としてMRIは有用である。

●副鼻腔囊胞例では多房性かどうかや,周囲構造との境界の判断にMRIは役立つ。

●真菌球,乾燥傾向の強い副鼻腔内貯留物,ムチンなどはT2強調画像で低〜無信号を示す。

●腫瘍性病変,鼻性頭蓋内合併症や浸潤性副鼻腔真菌症が疑われる場合などでは造影MRIを行う。

参考文献

1)栗原宜子:鼻副鼻腔—鼻副鼻腔の炎症性疾患.多田信平・他(編):頭頸部のCT・MRI.メディカル・サイエンス・インターナショナル,東京,2002,pp193-195
2)尾尻博也:頭頸部の臨床画像診断学,改訂第4版.南江堂,東京,2021
3)吉川 衛:副鼻腔真菌症の診断と治療.日耳鼻118:629-635,2015
4)荻野展広:急性浸潤性真菌性副鼻腔炎の画像と臨床.耳展64:247-248,2021
5)竹内一隆・他:副鼻腔炎による鼻性頭蓋内合併症例.頭頸部外29:169-176,2019
6)Braun JJ, et al:MRI in respiratory epithelial adenomatoid hamartoma of nasal cavities. J Neuroradiol 40:216-219, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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