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特集 必見! エキスパートの頸部郭清術〔特別付録Web動画〕
喉頭・下咽頭がんに対する頸部郭清術:level Ⅱ〜Ⅴ(内側から外側へ)
著者: 本多啓吾1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
ページ範囲:P.896 - P.904
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●内側から外側へ行う頸部郭清は,組織の流れ目やリンパ流の方向に沿った術式であり,上頸部の転移好発部位から郭清を開始する。
●深頸筋膜中葉は気管前筋膜から派生し,顎二腹筋後腹と肩甲舌骨筋に沿って外側に広がっている。
●肩甲舌骨筋筋膜については,特に意識して同定し剝離する必要がある。
●中葉裏面で外頸動脈周囲にあるリンパ組織の把握と郭清が,咽喉頭がんでは重要である。
●辺縁部の詳細な郭清範囲や徹底度は,転移好発部位の術中所見に基づいて調整する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月).
●内側から外側へ行う頸部郭清は,組織の流れ目やリンパ流の方向に沿った術式であり,上頸部の転移好発部位から郭清を開始する。
●深頸筋膜中葉は気管前筋膜から派生し,顎二腹筋後腹と肩甲舌骨筋に沿って外側に広がっている。
●肩甲舌骨筋筋膜については,特に意識して同定し剝離する必要がある。
●中葉裏面で外頸動脈周囲にあるリンパ組織の把握と郭清が,咽喉頭がんでは重要である。
●辺縁部の詳細な郭清範囲や徹底度は,転移好発部位の術中所見に基づいて調整する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月).
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