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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻11号

2023年10月発行

文献概要

特集 必見! エキスパートの頸部郭清術〔特別付録Web動画〕

甲状腺がんに対する縦隔郭清術

著者: 北村守正1

所属機関: 1金沢医科大学頭頸部外科学

ページ範囲:P.934 - P.937

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POINT

●縦隔郭清術は多くの場合,頸部アプローチで可能であるが,より安全な術野を確保するために胸骨・鎖骨の操作が必要となることがある。

●感染を起こすと致死的になることもあるため,感染をきたさないような工夫(死腔の充塡,各組織の血流の維持,リンパ管の処理など)を行う。

●静脈角周囲は胸骨切開だけでは術野が悪いため,transmanubrial approachを用いるのがよい。


*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月).

参考文献

1)岩崎博幸・他:甲状腺癌縦隔転移に対する手術の適応と限界.日内分泌・甲状腺外会誌35:30-35,2018
2)森谷季吉:甲状腺手術における上縦隔郭清術.日内分泌外会誌38:254-258,2021
3)Chouke KS, et al:Is there a closed lymphatic system connecting the thyroid and thymus glands? Surg Gynecol Obstet 54:865-871, 1932
4)Chen J, et al:Identifying risk factors for metastasis to the level Ⅶ lymph node in papillary thyroid carcinoma patients. BMC Surg 20:13, 2020
5)Grunenwald D, et al:Transmanubrial osteomuscular sparing approach for apical chest tumors. Ann Thorac Surg 63:563-566, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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