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特集 嚥下障害の手術を極める! プロに学ぶコツとトラブルシューティング〔特別付録Web動画〕 《総論》
嚥下障害への手術適応
著者: 津田豪太1
所属機関: 1聖隷佐倉市民病院耳鼻咽喉科・摂食嚥下センター
ページ範囲:P.974 - P.977
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●重度な嚥下障害症例に対して行われる嚥下機能改善手術と誤嚥防止手術の手術適応について解説した。
●喉頭機能を維持しながら嚥下機能を回復させる嚥下機能改善手術では,ムセのない誤嚥の有無の検索,嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査での障害部位と代償機能の精査が必要である。
●誤嚥防止手術では,対象となる患者は原疾患の進行に伴い不可逆的な喉頭ダメージが強く,誤嚥防止の代償として発声機能の喪失につながるので,患者本人や家族との十分なインフォームド・コンセントが必要である。
●いずれの治療でも,原疾患の主治医と連携することが術式や手術タイミングなどを決めるにあたって大切な要素になる。
●重度な嚥下障害症例に対して行われる嚥下機能改善手術と誤嚥防止手術の手術適応について解説した。
●喉頭機能を維持しながら嚥下機能を回復させる嚥下機能改善手術では,ムセのない誤嚥の有無の検索,嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査での障害部位と代償機能の精査が必要である。
●誤嚥防止手術では,対象となる患者は原疾患の進行に伴い不可逆的な喉頭ダメージが強く,誤嚥防止の代償として発声機能の喪失につながるので,患者本人や家族との十分なインフォームド・コンセントが必要である。
●いずれの治療でも,原疾患の主治医と連携することが術式や手術タイミングなどを決めるにあたって大切な要素になる。
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