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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻13号

2023年12月発行

文献概要

特集 めざせ! 一歩進んだ周術期管理

植込み型医療機器を持つ患者への手術デバイス使用に関する注意点

著者: 森崎綾1

所属機関: 1帝京短期大学ライフケア学科専攻科臨床工学専攻

ページ範囲:P.1118 - P.1121

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POINT

●手術デバイスは高周波などのエネルギーを利用した電気手術器である。

●電気メスは高周波交流電流による電磁干渉(EMI)を起こし,周辺機器に誤動作を起こす危険がある。

●植込み型医療機器は生体に電気刺激を与え,生体機能を正常に維持する装置である。

●手術用エネルギーデバイス使用時には,それに合わせた植込み型医療機器の刺激出力の設定が適宜必要である。

参考文献

1)日本臨床工学技士教育施設協議会(監),篠原一彦・他(編):臨床工学講座 医用機器安全管理学.医歯薬出版,東京,2009,pp103-118
2)渡邉祐介:FUSE資格者が教える電気メス—使いこなすための原理と意外と知らないリスク.メジカルビュー社,東京,2022,p2,114
3)篠原一彦(編著):臨床工学講座 医用治療機器学 第2版.医歯薬出版,東京,2018,pp5-28,219-220
4)斎藤正男(編):医用電子機器の安全性.コロナ社,1979,東京,pp60-61
5)森崎 綾:医療機器における電磁環境問題についての検討.純真学園大誌2:93-96,2013
6)桜井靖久(監),菊地 眞(編):MEをめぐる安全—ME早わかりQ & A.南江堂,東京,1996,pp103-107
7)小野哲章:電気メスで事故を起こさないために—電気メス安全問題総論.Clin Eng 17:561-568,2006
8)渡辺 敏(編著):臨床工学(CE)とME機器・システムの安全.コロナ社,東京,2006,pp112-120
9)豊島 健:ペースメーカ植込み患者が注意すべき機器.Clin Eng 17:861-866,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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