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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻2号

2023年02月発行

特集 アレルギー疾患を広く深く診る

《知っておきたい対処法》

薬剤アレルギーへの対処法

著者: 山口正雄1

所属機関: 1帝京大学ちば総合医療センター第三内科(呼吸器)

ページ範囲:P.156 - P.160

文献概要

POINT

●薬剤アレルギーは免疫が介在する有害薬物反応である。

●薬剤の副作用全体の5〜10%を占める。

●症状の原因として薬剤の可能性を思いつくことが重要である。

●原因薬剤の特定が,以降の原因薬剤の回避,代替薬選択のために重要である。

参考文献

1)日本アレルギー学会:アレルギー総合ガイドライン2022.協和企画,東京,2022,pp324-364(薬物アレルギー)
2)日本医療安全調査機構(編):医療事故の再発防止に向けた提言第3号—注射剤によるアナフィラキシーに係る死亡事例の分析.日本医療安全調査機構,東京,2018
3)杉崎千鶴子・他:医薬品 副作用データベース(Japanese Adverse Drug Event Report database:JADER)を利用した医薬品によるアナフィラキシー症例の解析.アレルギー71:231-241,2022
4)立澤直子・他:帝京大学病院救急科における成人アナフィラキシー症例の検討.アレルギー69:900-908,2020
5)Mouri M, et al:Serum polyethylene glycol-specific IgE and IgG in patients with hypersensitivity to COVID-19 mRNA vaccines. Allergol Int 71:512-519, 2022
6)山口正雄:医療従事者が曝露されるまれなアレルゲン.アレルギーの臨42:349-351,2022
7)Suzukawa M, et al:Ortho-phthalaldehyde-induced anaphylaxis after laryngoscopy. J Allergy Clin Immunol 117:1500-1501, 2006
8)Tanaka Y, et al:Allergy to formaldehyde:basophil histamine-release test is useful for diagnosis. Int Arch Allergy Immunol 164:27-29, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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