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文献概要
原著
中耳奇形手術の長期経過後に乳突部に充満する側頭骨真珠腫を認めた症例
著者: 石渡大貴1 伊藤健1
所属機関: 1帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.255 - P.259
文献購入ページに移動はじめに
中耳真珠腫は術後再発をきたしやすい疾患であるが,真珠腫に対するものではない中耳手術後に真珠腫が認められる場合がある。病因としては初回手術の影響による後天的なもの1,2)が考えやすい。
われわれは,中耳奇形の術後17年が経過してから大きな側頭骨真珠腫を認めた症例を経験した。本症例については上記以外に先天性真珠腫が当初から合併していた可能性3〜7)もあって興味深いため,これを報告し,病因などについての考察を加える。
中耳真珠腫は術後再発をきたしやすい疾患であるが,真珠腫に対するものではない中耳手術後に真珠腫が認められる場合がある。病因としては初回手術の影響による後天的なもの1,2)が考えやすい。
われわれは,中耳奇形の術後17年が経過してから大きな側頭骨真珠腫を認めた症例を経験した。本症例については上記以外に先天性真珠腫が当初から合併していた可能性3〜7)もあって興味深いため,これを報告し,病因などについての考察を加える。
参考文献
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