耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻5号

2023年04月発行

増刊号 豊富な処方例でポイント解説！　耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル

2　併用薬への対処法

免疫抑制薬

著者： 池口亮太郎¹ 清水優子¹

所属機関： ¹東京女子医科大学脳神経内科

ページ範囲：P.52 - P.55

文献概要

ポイント

●免疫抑制薬は，自己免疫性疾患の治療や移植患者の拒絶反応予防において幅広く用いられている．

●免疫抑制薬特有の副作用や薬物相互作用があるため，使用する際に注意を払う必要がある．

●免疫抑制薬を使用している患者の診療を行う場合，免疫抑制薬を処方している診療科および薬剤部と密に連携をとることが重要である．

参考文献

1）宮坂信之：免疫抑制薬の分類と作用機序．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp1-10

2）日本神経学会（監），重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン作成委員会（編）：重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022．南江堂，東京，2022，pp59-62

3）日本神経学会（監），「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会（編）：多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017．医学書院，東京，2017，pp253-264

4）浜 信昭：シクロフォスファミド．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp11-19

5）原まさ子：アザチオプリンと6-メルカプトプリン．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp20-25

6）秋月正史：メトトレキサート．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp26-35

7）宇佐美武・他：シクロスポリン．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp46-56

8）高柳和伸・他：タクロリムス．三森経世（編）：免疫抑制薬の選び方と使い方．南江堂，東京，2000，pp57-63

9）松尾秀徳：Brain Nerve 73：414-419，2021

10）中根俊成・他：脳神経内科82：263-268，2015

11）海上耕平・他：Intensivist 12：579-588，2020