文献詳細
増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
4 鼻副鼻腔の感染症/炎症
文献概要
処方のポイント
●アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)には,術後の局所処置(鼻噴霧ステロイド薬,鼻副鼻腔洗浄)と短期間のプレドニゾロン内服が有用である.
●浸潤型には,速やかな病変部の外科的除去と抗真菌薬の全身投与が重要である.
●浸潤型で起因菌がアスペルギルスの場合はボリコナゾールを,ムーコルの場合はアムホテリシンBリポソーム製剤が第一選択薬となる.
●アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)には,術後の局所処置(鼻噴霧ステロイド薬,鼻副鼻腔洗浄)と短期間のプレドニゾロン内服が有用である.
●浸潤型には,速やかな病変部の外科的除去と抗真菌薬の全身投与が重要である.
●浸潤型で起因菌がアスペルギルスの場合はボリコナゾールを,ムーコルの場合はアムホテリシンBリポソーム製剤が第一選択薬となる.
参考文献
1)Fokkens WJ, et al:Rhinology 58(Suppl S29):1-464, 2020
2)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監),「喘息予防・管理ガイドライン2021」作成委員(作成):喘息予防・管理ガイドライン2021.協和企画,東京,2021
3)竹末芳生・他;日本化学療法学会・他:TDM研究39:35-106,2022
4)深在性真菌症のガイドライン作成委員会(編):深在性真菌症の診断・治療ガイドライン2014.協和企画,東京,2014
5)Patterson TF, et al:Clin Infect Dis 63:e1-e60, 2016
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