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増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル 5 口腔・咽喉頭の感染症/炎症
手足口病/ヘルパンギーナ
著者: 仲野敦子1
所属機関: 1千葉県こども病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.108 - P.109
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●手足口病もヘルパンギーナも予後良好な疾患で,治療の基本は咽頭痛や発熱に対する対症療法である.必要に応じて,解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)を処方する.
●乳幼児〜小児で脱水が疑われる例では,補液などが必要となる.
●手足口病の皮膚病変に対する処方は,通常は不要である.
●成人の手足口病は,小児例より咽頭痛が強いことが多い.
●手足口病もヘルパンギーナも予後良好な疾患で,治療の基本は咽頭痛や発熱に対する対症療法である.必要に応じて,解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)を処方する.
●乳幼児〜小児で脱水が疑われる例では,補液などが必要となる.
●手足口病の皮膚病変に対する処方は,通常は不要である.
●成人の手足口病は,小児例より咽頭痛が強いことが多い.
参考文献
1)藤山幹子・他:小児診療78:1625-1627, 2015
2)鈴鹿有子:口腔内粘膜病変.日本小児耳鼻咽喉科学会(編):小児耳鼻咽喉科 第2版.金原出版,東京,2017,pp209-212
3)仲野敦子:耳喉頭頸92:118-121,2020
4)橋本浩一:手足口病,ヘルパンギーナ.水口 雅・他(編):今日の小児治療指針 第16版.医学書院,東京,2015,pp328-329
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