文献詳細
増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
12 全身性自己免疫疾患
文献概要
処方のポイント
●ベーチェット病は慢性再発性の全身性の炎症性疾患であり,疑った場合は全身的な評価のため,眼科,皮膚科,膠原病科などを中心に総合的に診察・加療する必要がある.
●症状や重症度,重篤な後遺症を残す可能性を考慮して治療法を選択する.
●皮膚粘膜病変には局所ステロイドで対応し,視力障害を残すような眼症状や生命予後に関与する特殊病型には全身ステロイド投与,免疫抑制薬,TNF阻害薬などによる薬物療法を行う.
●ベーチェット病は慢性再発性の全身性の炎症性疾患であり,疑った場合は全身的な評価のため,眼科,皮膚科,膠原病科などを中心に総合的に診察・加療する必要がある.
●症状や重症度,重篤な後遺症を残す可能性を考慮して治療法を選択する.
●皮膚粘膜病変には局所ステロイドで対応し,視力障害を残すような眼症状や生命予後に関与する特殊病型には全身ステロイド投与,免疫抑制薬,TNF阻害薬などによる薬物療法を行う.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)ベーチェット病に関する調査研究班・他(編):ベーチェット病診療ガイドライン2020.診断と治療社,東京,2020
2)廣畑俊成:リウマチ・膠原病診療ガイド 病態の理解と診断・治療のTips 第2版.文光堂,東京,pp61-66,2022
3)沢田哲治:ベーチェット病(内科).福井次矢・他(編):今日の治療指針2022年版.医学書院,東京,pp907-909,2022
4)中村晃一郎・他;皮膚粘膜病変診療コンセンサス会議:日皮会誌128:2087-2101,2018
5)武田篤信:ベーチェット病(眼科).福井次矢・他(編):今日の治療指針2022年版.医学書院,東京,pp1544-1545,2022
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