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増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル 12 全身性自己免疫疾患
サルコイドーシス
著者: 横井秀格1
所属機関: 1杏林大学耳鼻咽喉科・頭頸科
ページ範囲:P.234 - P.236
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●可及的に組織診断による確定診断のもとでの処方が求められる.
●一般的に将来の機能予後・生命予後の悪化が予想される場合に,ステロイドの全身投与の適応がある.
●ステロイドの全身投与が長くなる際,効果が乏しい際および漸減療法にて症状の悪化・再燃を認める症例に,免疫抑制薬単独またはステロイドとの併用投与を考慮する.
●耳鼻咽喉科領域のサルコイドーシスは,ステロイドの局所投与が主となる.ただし,気道狭窄などが生じる際は外科的な処置を行う.
●可及的に組織診断による確定診断のもとでの処方が求められる.
●一般的に将来の機能予後・生命予後の悪化が予想される場合に,ステロイドの全身投与の適応がある.
●ステロイドの全身投与が長くなる際,効果が乏しい際および漸減療法にて症状の悪化・再燃を認める症例に,免疫抑制薬単独またはステロイドとの併用投与を考慮する.
●耳鼻咽喉科領域のサルコイドーシスは,ステロイドの局所投与が主となる.ただし,気道狭窄などが生じる際は外科的な処置を行う.
参考文献
1)Valeyre D, Prasse A, et al:Lancet 383:1155-1167, 2014
2)Pietinalho A, et al:Sarcoidosis 12:61-67, 1995
3)横井秀格:耳鼻咽喉科免疫アレルギー37:245-252,2019
4)サルコイドーシス診療の手引き作成委員会:サルコイドーシス診療の手引き2020,https://www.jssog.com/journal
5)寺田修久・他:耳喉頭頸72:36-41,2000
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