icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科95巻5号

2023年04月発行

文献概要

増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル 12 全身性自己免疫疾患

サルコイドーシス

著者: 横井秀格1

所属機関: 1杏林大学耳鼻咽喉科・頭頸科

ページ範囲:P.234 - P.236

文献購入ページに移動
処方のポイント

●可及的に組織診断による確定診断のもとでの処方が求められる.

●一般的に将来の機能予後・生命予後の悪化が予想される場合に,ステロイドの全身投与の適応がある.

●ステロイドの全身投与が長くなる際,効果が乏しい際および漸減療法にて症状の悪化・再燃を認める症例に,免疫抑制薬単独またはステロイドとの併用投与を考慮する.

●耳鼻咽喉科領域のサルコイドーシスは,ステロイドの局所投与が主となる.ただし,気道狭窄などが生じる際は外科的な処置を行う.

参考文献

1)Valeyre D, Prasse A, et al:Lancet 383:1155-1167, 2014
2)Pietinalho A, et al:Sarcoidosis 12:61-67, 1995
3)横井秀格:耳鼻咽喉科免疫アレルギー37:245-252,2019
4)サルコイドーシス診療の手引き作成委員会:サルコイドーシス診療の手引き2020,https://www.jssog.com/journal
5)寺田修久・他:耳喉頭頸72:36-41,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?