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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科96巻10号

2024年09月発行

特集 伝えたい レジェンドによる耳科診療の極意

遺伝性難聴—遺伝性難聴はごくありふれた疾患である

著者: 宇佐美真一12

所属機関: 1信州大学 2信州大学医学部人工聴覚器学講座

ページ範囲:P.834 - P.837

文献概要

POINT

●「遺伝性難聴」というのは耳鼻咽喉科医が日々の外来診療で出会っている,ごくありふれた疾患である。

●左右対称型の難聴の場合には「遺伝性難聴」の関与を疑うことが重要である。

●原因遺伝子を明らかにすることは,難聴の型,進行の程度,治療法の効果などを予測するのに有用である。

●年齢に比して難聴の程度が重い症例には遺伝子検査を行う。

参考文献

1)Usami SI, Nishio SY:The genetic etiology of hearing loss in Japan revealed by the social health insurance-based genetic testing of 10K patients. Hum Genet 141:665-681, 2022
2)宇佐美真一(編):きこえと遺伝子 改訂第2版.金原出版,東京,2015
3)Nishio SY, et al:Etiology of hearing loss affects auditory skill development and vocabulary development in pediatric cochlear implantation cases. Acta Otolaryngol 142:308-315, 2022
cause a broad spectrum of hearing loss:from non-syndromic to syndromic hearing loss as well as from congenital to age-related hearing loss. Hum Genet 141:903-914, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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