文献詳細
特集 必携! 救急対応・手技マニュアル
文献概要
POINT
●咽頭異物で最も頻度が多い魚骨異物は口蓋扁桃,舌根に介在することが多い。
●経口的に摘出できることもあるが,内視鏡操作で摘出することが必要な症例が多く,内視鏡操作に慣れ親しむことが大切である。
●咽頭に嵌頓するような比較的大きめの魚骨異物では全身麻酔下の彎曲喉頭鏡による展開が有用であり,術式選択の1つに挙げられる。
●超高齢社会で義歯異物の増加が危惧される。鋭的金属が付いている異物では摘出操作に難渋することがあり,この際も彎曲喉頭鏡を用いて咽頭を広く展開することが有用である。
●咽頭異物で最も頻度が多い魚骨異物は口蓋扁桃,舌根に介在することが多い。
●経口的に摘出できることもあるが,内視鏡操作で摘出することが必要な症例が多く,内視鏡操作に慣れ親しむことが大切である。
●咽頭に嵌頓するような比較的大きめの魚骨異物では全身麻酔下の彎曲喉頭鏡による展開が有用であり,術式選択の1つに挙げられる。
●超高齢社会で義歯異物の増加が危惧される。鋭的金属が付いている異物では摘出操作に難渋することがあり,この際も彎曲喉頭鏡を用いて咽頭を広く展開することが有用である。
参考文献
1)斎藤泰一・他:宗谷地区異物症例の検討.耳鼻臨床88:1633-1639,1995
2)宇佐美龍太・他:彎曲型喉頭鏡を用いて経口的に摘出した咽頭・食道異物例の検討.日気食会報70:284-289,2019
掲載誌情報