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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科96巻2号

2024年02月発行

特集 実践! 花粉症治療マニュアル2024

《花粉症の予防》

花粉飛散予測と初期療法開始のタイミング

著者: 池田浩己12 森田勲2

所属機関: 1池田耳鼻いんこう科院 2日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.112 - P.116

文献概要

POINT

●花粉飛散予測は,前年度の気象条件を含めいろいろな要因が絡んでいる。

●メディアで流れる花粉情報がどのように観測されているかを紹介する。

●花粉症治療の選択肢は多岐にわたるが,まずは環境調整と初期療法が大切である。

●薬剤の選択は個々の症例に合わせて行うのが臨床医の腕の見せ所である。

参考文献

1)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症 2020年度版(改訂第9版).ライフ・サイエンス,東京,2020,pp8-10
2)村山貢司:スギ花粉数の今後の予測.アレルギー免疫25:198-207,2018
3)森下正彦・他:スギ花粉飛散数を利用したチャバネアオカメムシとツヤアオカメムシの発生量予測.日応動物昆虫会誌45:143-148,2001
4)金指達郎・他:スギ雄花の休眠打破と開花に要する温度条件.日花粉会誌48:95-102,2002
5)村山貢司:花粉はいつ,どのくらい,どのように飛散するのか.Prog Med 18:2779-2782,1998
6)與田茂利・他:リアルタイム花粉モニターKH-3000を用いた空中花粉飛散の検討—Durham型花粉捕集器との比較.日耳鼻108:801-805,2005
7)今井 透・他:自動計測器KH-3000による春季飛散花粉観測の有用性と実用性.アレルギー54:559-568,2005
8)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症 2020年度版(改訂第9版).ライフ・サイエンス,東京,2020,pp70-72
9)川内秀之・他:スギ花粉症患者に対する塩酸フェキソフェナジンを用いた初期療法の検討—初期投与群と飛散期投与群での有用性とQOLの比較検討.診療と新薬40:857-865,2003
10)荻野 敏・他:アレルギー性鼻炎患者におけるQOL研究(第1報)—スギ花粉飛散期のエバスチン初期投与と非投与との比較.耳鼻51:288-299,2005
11)尾崎慎哉・他:スギ花粉症におけるレボセチリジン塩酸塩の初期治療の有効性の検討.耳鼻免疫アレルギー32:92-93,2014
12)Mizuguchi H, et al:Elucidation of inverse agonist activity of bilastine. Pharmaceutics 12:525, 2020
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14)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症 2020年度版(改訂第9版).ライフ・サイエンス,東京,2020,p80

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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