文献詳細
特集 頭頸部がん診療のControversy
前頭蓋底手術 どっちを選ぶ? Endoscopic vs Endoscopic and Exoscopic
文献概要
Point
●経鼻前頭蓋底手術を内視鏡で行う最大の利点は高解像度の術野を得ることであり,腫瘍の浸潤の有無の判断や骨縫合線の確認に役立つ。
●腫瘍後方端/骨切り後方端が確認できない場合は腫瘍の減量を行う。
●頭蓋底骨削開は後方から前方に向かって行う。
●経鼻前頭蓋底手術を内視鏡で行う最大の利点は高解像度の術野を得ることであり,腫瘍の浸潤の有無の判断や骨縫合線の確認に役立つ。
●腫瘍後方端/骨切り後方端が確認できない場合は腫瘍の減量を行う。
●頭蓋底骨削開は後方から前方に向かって行う。
参考文献
1)菊地正弘:内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術の際に用いるエネルギーデバイス.耳鼻臨床115:928-929,2022
2)菊地正弘:前頭蓋底悪性腫瘍に対する内視鏡下経鼻前頭蓋底手術.日耳鼻125:1078-1086,2022
3)Ishii M, et al:Assessment of frozen section margin analysis during olfactory neuroblastoma surgery. Laryngoscope 127:1735-1741, 2017
4)Rivera-Serrano CM, et al:Nasoseptal“rescue”flap:a novel modification of the nasoseptal flap technique for pituitary surgery. Laryngoscope 121:990-993, 2011
5)中川隆之:内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術—CT読影と基本手技 第2版.医学書院,東京,2019
掲載誌情報