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書評
AO法骨折治療 アドバンスト頭蓋顎顔面手術—腫瘍,骨矯正,外傷
著者: 貴志和生12
所属機関: 1日本形成外科学会 2慶大・形成外科学
ページ範囲:P.395 - P.395
文献購入ページに移動 本書『AO法骨折治療 アドバンスト頭蓋顎顔面手術』は,AO頭蓋顎顔面グループから2020年に出された書籍の日本語版です。本書は頭蓋顎顔面領域の骨に関した治療における最新の技術と方法論を網羅的に扱った貴重なテキストであります。またコンピュータ支援仮想手術計画や患者個別のカスタムメイドインプラントの作製といった革新的な技術を含んでおり,口腔外科医や形成外科医,さらには広く頭蓋顎顔面外科に携わる全ての医師・歯科医師にとって必読の書であります。本書は豊富な内容を含んでおりますので,原著では読むに大変な労力がかかると思われますが,わかりやすい日本語訳を行っていただいたおかげで短い時間で大変理解しやすくなっています。日本語訳を行われた先生方の多大な努力に感謝致します。
本書は,基本的な手術技術から最先端の技術まで,非常に豊富な写真とイラストを用いて頭蓋顎顔面領域に関する複雑な手術手技をわかりやすく解説しております。そのため視覚的な学習効果があり,実際に手術に携わる方々の手術の理解には非常に有効です。前半部分は,現在臨床に携わっている医師・歯科医師にとって理論と実践のバランスがよく取れた内容になっています。後半部では,コンピュータ支援手術計画の章は,現代の医療技術がいかに進化しているかを示しており,また,カスタムメイドインプラントの章は,個々の患者に対する個別化医療の重要性と,その実現方法について詳しく説明しており,実践的な知識を提供しています。実際の症例を基にした説明は,理論と実践のギャップを埋め,より実践的な知識の習得を可能にしています。
本書は,基本的な手術技術から最先端の技術まで,非常に豊富な写真とイラストを用いて頭蓋顎顔面領域に関する複雑な手術手技をわかりやすく解説しております。そのため視覚的な学習効果があり,実際に手術に携わる方々の手術の理解には非常に有効です。前半部分は,現在臨床に携わっている医師・歯科医師にとって理論と実践のバランスがよく取れた内容になっています。後半部では,コンピュータ支援手術計画の章は,現代の医療技術がいかに進化しているかを示しており,また,カスタムメイドインプラントの章は,個々の患者に対する個別化医療の重要性と,その実現方法について詳しく説明しており,実践的な知識を提供しています。実際の症例を基にした説明は,理論と実践のギャップを埋め,より実践的な知識の習得を可能にしています。
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