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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科96巻5号

2024年04月発行

文献概要

増刊号 ランドマークはこれだ! 局所解剖アトラス〔特別付録Web動画〕 4.副鼻腔

篩骨洞手術のための局所解剖

著者: 赤澤仁司1

所属機関: 1堺市立総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.82 - P.87

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Point

●篩骨洞の構造は複雑であるため,解剖構造の把握においては基板概念の理解が重要である。この基板の順番(第Ⅰ基板→第Ⅱ基板→……)に沿って篩骨洞開放を行うと,手術は効率的に進められる。

●篩骨洞開放においては,眼窩内側壁および頭蓋底といった限界壁を早期に同定して危険領域を把握しながら手術を行うarea managementを念頭に置き,安全な手術操作に努める。


*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年4月)。

参考文献

1)大櫛哲史:後篩骨洞手術.森山 寛・他(編):内視鏡下鼻内副鼻腔手術—副鼻腔疾患から頭蓋底疾患まで.医学書院,東京,2015,pp101-112
2)Laine FJ, et al:The ostiomeatal unit and endoscopic surgery:anatomy, variations, and imaging findings in inflammatory diseases. AJR Am J Roentgenol 159:849-857, 1992
3)尾尻博也:耳鼻咽喉科領域の画像評価.日耳鼻116:1083-1092,2013
4)Lund VJ, et al:European position paper on the anatomical terminology of the internal nose and paranasal sinuses. Rhinol Suppl 24:1-34, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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