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増刊号 ランドマークはこれだ! 局所解剖アトラス〔特別付録Web動画〕 14.頭蓋底
トルコ鞍・傍鞍部手術のための局所解剖
著者: 坂本達則1
所属機関: 1島根大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
ページ範囲:P.289 - P.293
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●蝶形骨洞前壁を下方,外側下方に十分に除去し,palatovaginal arteryを確認する。
●蝶形骨洞前壁の上側も十分に除去し,Onodi cell,必要なら上鼻甲介・最上鼻甲介も切除のうえ,optico-carotid recess,視神経管隆起,内頸動脈隆起を確認する。
●これによって,3 or 4 hands surgeryを行うためのワーキングスペースを確保できる。
●蝶形骨洞前壁を下方,外側下方に十分に除去し,palatovaginal arteryを確認する。
●蝶形骨洞前壁の上側も十分に除去し,Onodi cell,必要なら上鼻甲介・最上鼻甲介も切除のうえ,optico-carotid recess,視神経管隆起,内頸動脈隆起を確認する。
●これによって,3 or 4 hands surgeryを行うためのワーキングスペースを確保できる。
参考文献
1)Wormald PJ:Endoscopic sinus surgery:anatomy, three-dimensional reconstruction, and surgical technique, 4th ed. Thimie, Stuttgart, 2018
2)田中秀峰:経蝶形骨洞アプローチ.中川隆之(編):内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術—CT読影と基本手技,第2版.医学書院,東京,2019,pp233-243
3)和田弘太:蝶形骨洞前壁の分類と開放方法について.耳展61:250-255,2018
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