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増刊号 ランドマークはこれだ! 局所解剖アトラス〔特別付録Web動画〕 14.頭蓋底
翼口蓋窩手術のための局所解剖
著者: 菊地正弘1
所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院頭頸部外科
ページ範囲:P.294 - P.301
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●蝶形骨洞側窩,側頭下窩,錐体尖,軟骨部耳管など,翼口蓋窩周辺に発生した病変に対して翼口蓋窩を開放後,翼状突起を削開して病変に到達する術式をtrans-pterygoid approachといい,広義の翼口蓋窩手術である。
●翼口蓋窩は翼状突起と口蓋骨の間隙で,脂肪,動脈,神経が存在する。間隙の内容物を外側に翻転することで,翼状突起に到達することが可能となる。
●翼状突起のVidian canalと正円孔の2つの孔は重要なメルクマールとなる。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年4月)。
●蝶形骨洞側窩,側頭下窩,錐体尖,軟骨部耳管など,翼口蓋窩周辺に発生した病変に対して翼口蓋窩を開放後,翼状突起を削開して病変に到達する術式をtrans-pterygoid approachといい,広義の翼口蓋窩手術である。
●翼口蓋窩は翼状突起と口蓋骨の間隙で,脂肪,動脈,神経が存在する。間隙の内容物を外側に翻転することで,翼状突起に到達することが可能となる。
●翼状突起のVidian canalと正円孔の2つの孔は重要なメルクマールとなる。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年4月)。
参考文献
1)菊地正弘・他:口腔・咽頭手術.経口的咽頭腫瘍手術.上咽頭悪性腫瘍.JOHNS 35:1105-1110,2019
2)菊地正弘:内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術の際に用いるエネルギーデバイス.耳鼻臨床115:928-929,2022
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