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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科96巻5号

2024年04月発行

増刊号 ランドマークはこれだ! 局所解剖アトラス〔特別付録Web動画〕

14.頭蓋底

頸静脈孔手術のための局所解剖

著者: 小宗徳孝1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.313 - P.319

文献概要

Point

●頸静脈孔を開放するためには,頸静脈突起(jugular process)と迷路骨包下方の骨削開が重要である。

●頸静脈孔腫瘍を扱う際は,頸静脈球の(前)内側の静脈壁を温存することで,下位脳神経の障害を避ける。

●側頭骨内顔面神経の前方移動は行わなくても,多くの症例で十分な手術野を作製できる。

参考文献

1)Komune N, et al:Surgical approaches to jugular foramen schwannomas:an anatomic study. Head Neck 38(suppl 1):E1041-E1053, 2016
2)Katsuta T, et al:The jugular foramen:microsurgical anatomy and operative approaches. Neurosurgery 41:149-201;discussion 201-202, 1997
3)Fisch U, et al:The infratemporal fossa approach for the lateral skull base. Otolaryngol Clin North Am 17:513-552, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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