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書評
—ウォーモルド直伝—内視鏡下鼻副鼻腔手術トレーニング[Web動画付]
著者: 近藤健二1
所属機関: 1東大・耳鼻咽喉科・頭頸部外科
ページ範囲:P.460 - P.460
文献購入ページに移動 内視鏡下鼻副鼻腔手術を学ぶ手法として,手術書を読む,手術に入って指導医に教わる,洗練された手術の動画を視聴する,などがある。いずれも手術修練の重要な要素であるが,手術書は通常「仮想的・理想的」な解剖の症例に対する手順が示されており,実際の症例の解剖の多様性に遭遇したときに,はたと行き詰まってしまう場合がある。手術の助手や洗練された手術動画の視聴から得られるものは大きいが,次々とモニターに現れて瞬時に処理される個々の構造物に対する系統的な知識がなければ,教育効果を最適化することは難しい。
本書は内視鏡下経鼻手術の第一人者であるアデレード大学のWormald教授と北大耳鼻咽喉科の先生方により企画された,内視鏡下鼻副鼻腔手術の症例問題を論理的に解く力を身につけるためのユニークなトレーニングブックである。もちろん単独で読んでも学習効果が上がるが,Wormald教授の原著『ウォーモルド内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術』をよりよく理解するための傍用の参考書にもなり,また原著から得られた知識や手術手技をさらに飛躍させ自分のものとするための実践のための書ともなる。加えて本書は用語の解説が豊富で,自分で鼻科学の原著論文を読むための基礎知識の習得にも役立つ。
本書は内視鏡下経鼻手術の第一人者であるアデレード大学のWormald教授と北大耳鼻咽喉科の先生方により企画された,内視鏡下鼻副鼻腔手術の症例問題を論理的に解く力を身につけるためのユニークなトレーニングブックである。もちろん単独で読んでも学習効果が上がるが,Wormald教授の原著『ウォーモルド内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術』をよりよく理解するための傍用の参考書にもなり,また原著から得られた知識や手術手技をさらに飛躍させ自分のものとするための実践のための書ともなる。加えて本書は用語の解説が豊富で,自分で鼻科学の原著論文を読むための基礎知識の習得にも役立つ。
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