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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻1号

1989年01月発行

文献概要

特集 理学療法の展望 これからの理学療法を考える

心疾患の理学療法「現状と展望」

著者: 奈須田鎮雄1

所属機関: 1福井循環器病院

ページ範囲:P.36 - P.37

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 リハビリテーションの目的は「障害者(児)・患者(児)」が何らかの形で社会復帰し,日常生活などにおいて活動的で質の高い生活を達成することにある.

 ひとたび心疾患によって引き起こされた心臓の機能障害と,それによる身体的機能低下を主として運動療法によって改善し,その機能をさらに向上させて可能な限り良好な社会生活に適応していくための過程をリハビリテーションと言うことができよう.つまり.虚血性心疾患などにおいては冠状動脈硬化の進行などに関与する阻害因子を可能な限り軽減し,心臓死の予防や心筋梗塞などの再発や心筋虚血発作などの機会減少を期待するもので,われわれ理学療法士は理学療法の一部である運動療法をこれらの人々に提供する立場にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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