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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻10号

1989年10月発行

文献概要

1ページ講座 臨床検査値のみかた・10

「免疫異常」

著者: 江藤文夫1

所属機関: 1東京大学リハビリテーション部

ページ範囲:P.720 - P.720

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 ⅩⅤⅡ.免疫異常

 免疫系が見つけ出して排除する対象となるものは,微生物,他の個体の細胞や組織,異物,老廃化した自分の組織,ウイルスや化学物質により変化した自分の細胞,変異した異常な自分の細胞などである.免疫を遂行する因子は,抗体,補体,B細胞,T細胞(キラー,ヘルパー,DTHエフェクター),NK細胞,K細胞,マクロファージ・抗原提供細胞,好中球,好塩基球・マスト細胞,好酸球などがある.炎症反応は免疫応答の側面としてもとらえられることから,自己免疫,高IgEを含むアレルギー,細胞性免疫,免疫不全などを介して,これまで本講座でふれられた項目と重複する内容が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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