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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻12号

1989年12月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

深部軟部組織へのアプローチ

著者: 東保潤の介1

所属機関: 1富士温泉病院 

ページ範囲:P.861 - P.862

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 1.初めに

 connective tissue massage(以下,CMTと略す.)は臨床において痛みの除去や,筋硬結,スパズムの改善,浮腫の除去などに頻繁に用いられる手技であり,結果として関節可動域の改善や筋力増強訓練にも有効である.CTMを実施するに当たっては,治療者の触診による的確な評価,判断が不可欠であり,また症状を改善しうる技術の修得が必要なことは言うまでもない.

 しかしながら問題となる部位が深層の筋や結合組織であったり,深い硬い浮腫であったりすると指ではタッチできない場合もあり,また治療部位が広い範囲にわたっていると,徒手による治療には限界を感じざるをえないのが筆者の実情であった.

 そのような折,徒手による治療感覚を保ちながら深部にまでアプローチする治療用具を考えつき,使用した結果,徒手による治療の限界を突破し成果がみられたのでここに症例を挙げ紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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