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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻3号

1989年03月発行

文献概要

PTのひろば

複雑なもの簡単なもの/私の「理学療法」講義法

著者: 中島学1 大西昇一2

所属機関: 1国立泉北病院 2松阪中央総合院院

ページ範囲:P.183 - P.183

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 診療報酬の改定はなされても,相変わらず運動療法には「複雑なもの」,「簡単なもの」ということばが用いられている.内容の解釈は別として,これらのことばのもつイメージについて考えてみたい.

 辞書を引くまでもなく「複雑」,「簡単」ということばには一般社会におけるイメージができ上がっている.運動療法を受ける側からすると,「複雑」と言われると,自分の障害がやっかいなものであるかのような心配も生じようし,「簡単」と言われると,何となく軽視されているような感じでも抱くであろう.逆に実施側からすると,てこずって「複雑なもの」にしている場合もあろうし,また「簡単なもの」の保険点数を請求しているからといって,決して安易に考え,粗末に扱っているわけではあるまい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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