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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻6号

1989年06月発行

文献概要

特集 通所・訪問リハビリテーションの技術

デイケアセンターにおけるリハビリテーション技術の展開

著者: 林幸治1 宮原龍司1

所属機関: 1四天王寺悲田院

ページ範囲:P.409 - P.413

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 Ⅰ.初めに

 日本型高齢化社会は,さまざまな分野において従来とは異なる幅広い問題を提起している.

 リハビリテーション医療の果たすべき役割も,おのずと広がりが生じ,リハビリテーションの社会化が行なわれるようになってきている.現在の医療・福祉・保健の各分野が,それぞれの特性を十分に生かし,かつ各分野の連携ができうれば諸問題への解決につながり,豊かな社会が形成されるだろう.

 今日の老人福祉分野においては,収容を中心とした施設ケアから,在宅を中心とした施策が行なわれており,老人施設からの地域活動も積極的に試みられてきている.地域リハビリテーションを支える諸活動は,個々人が必要とする多様なニーズにすばやく対応せねばならず,地域の中での自立した生活を,多くの人々の理解と参加により,成り立たせていかねばならない.

 ここでは,在宅福祉サービスの一環としての当院で行なっているデイ・ケア・センター(以下,センターと略す.)におけるリハビリテーション活動にふれ,理学療法の現状と役割,理学療法士が参加しているグループ・ワークにもふれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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