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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル23巻6号

1989年06月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

腰痛の再発予防対応策

著者: 内田順市1

所属機関: 1大勝病院

ページ範囲:P.432 - P.432

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 1.初めに

 日常生活を行なう際に,自分では気付かない多くの癖をもっている.これらの癖と仙腸関節,脊柱骨格との間には,何らかの関係が存在してもおかしくない.

 臨床場面では,股関節の変位と角度の異常とは直接的に骨盤に影響を及ぼし脊柱に至り,体幹の回旋と全身の筋の偏在,ならびに異常緊張を生じさせ,形態上では左右,下肢の長短,(内外)旋,転の差異となり,歪みの主なる原因の一つとなり,腰痛への起因となっている.また,手技療法で痛みを解消させても,すぐ再発してくる症例が,施行患者の何%かにあることも事実である.そこで,手技療法後,「ハイ,オサラバ」では無責任すぎるので,私の経験から,日常の不良姿勢と,その指導ポイントについて,述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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