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とびら
コンピュータ理学療法
著者: 丸山仁司1
所属機関: 1埼玉医科大学短期大学
ページ範囲:P.445 - P.445
文献購入ページに移動コンピュータ理学療法とは何を指すのかは定かでない.その一部分として,理学療法の検査装置,治療装置のコンピュータ化がある.例えば,関節可動域,筋力強化,歩容改善などの機械化(ロボット化)である.理学療法士がその治療装置の選択決定を行なう.しかし,装置の選択のみではなく,治療法の選択,変更などもコンピュータが関与してきている.過去の患者資料の蓄積から予測され回復過程を患者に当てはめることにより理学療法の進行度合がわかり,その進行度合によりプログラムの変更などが行なわれている.今後,理学療法士の業務内容が異なり(理学療法士は何をしたらよいのだろうか?),コンピュータ理学療法が理学療法の科学性の1パラメータになるのではないかと考えられる.
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