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プログレス
培養皮膚
著者: 塩谷信幸1 古山登隆1
所属機関: 1北里大学形成外科
ページ範囲:P.491 - P.491
文献購入ページに移動 われわれの日常の診療において,重度熱傷のようにその皮膚が全体にわたって失われたような場合は,皮膚移植が必要になる.しかし,熱傷面積が広範囲になればなるほど,創面を一時に被覆するための,健常な皮膚が残っていない場合が多い.そのような場合,これまでは,わずかに残っている健常皮膚を時期をおいて,繰り返し採皮して少しずつ創面を被覆してきた.しかし,そのため治療期間が長引くことによりその間に敗血症や臓器不全を生じて死亡することも多かった.
最近,生体組織を構成する細胞を生体外に取り出し,培養系で細胞を増殖させ臓器,器官を生体外で再構成させ,生体内に戻し永久に生着させ,その機能を維持させる試みがなされており,その中でも培養皮膚はもっとも進んだ領域と言える.
最近,生体組織を構成する細胞を生体外に取り出し,培養系で細胞を増殖させ臓器,器官を生体外で再構成させ,生体内に戻し永久に生着させ,その機能を維持させる試みがなされており,その中でも培養皮膚はもっとも進んだ領域と言える.
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