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論説
臨機応変ということ
著者: 工藤俊輔1
所属機関: 1東京都立大泉養護学校
ページ範囲:P.656 - P.656
文献購入ページに移動それは1988年の6月16日のことである.筆者の担当しているPMD児(当時15歳,Stage Ⅶ)のK君が午前9時10分ころ保健室へ母親と担任とにともに入って行った.たまたま他の教室のホームルームから帰る途中出会ったので事情を聞いたところ,「少し痰が詰まりやすくゴロゴロしているので来た.」という.当日はK君の学年は社会見学で校外へ出る予定であった.しかし体調もあまり良さそうではなかったので中止し,念のため保健室で診てもらってから帰そうということであった.
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