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クリニカル・ヒント
骨粗鬆症と理学療法
著者: 大内二男1
所属機関: 1神奈川県立厚木病院
ページ範囲:P.717 - P.717
文献購入ページに移動医学大辞典によると,骨粗鬆症とは,骨の形態には変化無く,骨梁の減少,Havers管の拡大,骨皮質の薄くなった状態で骨髄腔が拡大されているものとあり,原因としては,①廃用性(長時間の安静・固定),②循環障害,③代謝障害④内分泌障害,⑤老人性など,と記してある.老人性骨粗鬆症では,生理的,加齢的に骨量が減少して,空洞の多い骨組織となっている.すなわち外力に対して骨の抵抗力が弱まり,少しの力でも容易にひび割れ,骨折を生じてしまうことになる.
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